ごあいさつ
日本エコシステムの事業を通じた取り組みで、
地域を元気に、そして地域から
日本を元気にしていきたい

この1年は、株主優待策の導入、JES一宮ビル竣工という、私たちにとって初めての試みに対し、周囲からの予想をはるかに超える反響をいただき、驚き続けた年となました。これらの取り組みが、当社グループの今後の成長に向けた力強い推進力となる時価総額の向上、企業の信用力・ブランド力の向上につながったことを実感しています。 優待制度の導入についてはいろいろな意見が出る中で、新たな導入の決断にいたっています。その結果、個人株主の皆様とのご縁が大きく広がり、時価総額は制度導入前の約3倍にまで成長しました。また、株価も安定した業績を反映し、年間を通じて堅調に推移しています。時価総額の向上は、株式交換や株式交付を利用した戦略的なM&Aとして選択肢を広げることが可能となり、将来的な安定成長を続ける上で大きな力となります。 また、本社機能と賃貸用不動産の機能を備えたJES一宮ビルの竣工を通じて、地域とのつながりが深まり、自治体、商工会議所、そして地域の皆様との横の広がりを持つことができました。2024年のこれらの施策をきっかけに、日本エコシステムの名前や事業に初めて触れ、関心を寄せてくださる方が地域内外に多く生まれたのではないかと思います。 この流れが、当社グループの信用とブランドを向上させ、集まる人、情報、そしてその質にポジティブな変化をもたらしました。優秀な人材のエントリーや、新規取引先、 M&Aのご紹介も増加傾向にあります。
2024年12月、本社を構える一宮市内で開催した株主総会では、株主様から温かいお言葉をいただきました。地元開催への感謝の言葉は、私だけでなく、出席した役員・社員一同の心に深い印象として残りました。地域に根差した事業を志す当社グループにとって心強いメッセージとして受けとめています。地域社会に貢献する方法は様々です。雇用の創出や日々利用する道路や建物といった生活インフラの整備を通じた地域での安心できる暮らしづくり、また「祭り」への参加やスポーツ振興によって地域文化の活性化に貢献することもできます。M&Aを介して仲間入りする各企業の事業や技術、そこで働く皆さんが輝き続け、地域、ひいては日本の元気につながっていくことも重要です。私たちの仕事がそれぞれの地域社会において重要な役割を担っていること、その視点をグループ全体で共有し、信頼される企業を目指していきたいと思います。
2025年9月期は、年間配当において1円の増配(株式分割前の基準)を予定するとともに、2025年4月1日を効力発生日として1株を3株に株式分割することを決定いたしました。投資単位当たりの金額を引き下げ、より日本エコシステムの株式に投資しやすい環境を整えるとともに、投資家層の拡大を図ることを目的としています。なお、株主優待や配当政策での変動がないよう配慮しております。より多くの株主の皆様とのご縁が広がることを楽しみにしております。今後も末永くご支援くださいますようどうぞよろしくお願い申し上げます。
2025年4月11日
代表取締役社長
